こんにちは。
ぐるてん製菓製パン担当のSです。
みなさんの材料選びのお役にたてる様、試作をしてレポートさせていただきます。
今回は「もち大麦粉」を紹介します。
「もち大麦粉」とは大麦の1種で〝大麦β-グルカン″という食物繊維を豊富に含んでいます。
〝大麦β‐グルカン″は水に溶けやすい特性をもつ水溶性食物繊維で糖質の吸収を抑える働きがあるのでダイエット食品として注目されているのはご存知の方が多いと思います。今回はその「もち大麦粉」を使用してパンを作りました。
特に〝大麦β-グルカン″を朝食で摂取することによりその日一日の糖の吸収を抑える効果があると言われています。
まずはホームベーカリーを使用して基本的な食パンを作り、小麦粉100%と「もち大麦粉」添加した食パンで比較してみました。
<材料(①「もち大麦粉」未使用)>
春よ恋はるきらりブレンド |
250g |
インスタントドライイースト |
3g |
食塩 |
4g |
スキムミルク |
6g |
砂糖 |
16g |
バター |
10g |
水 |
180ml |
<材料(①「もち大麦粉」使用)>
春よ恋はるきらりブレンド |
225g |
もち大麦粉 |
25g |
インスタントドライイースト、食塩、スキムミルク、砂糖、バターの分量は①と同じ |
水 |
200ml |
焼き上げ重量は
①416g
②423g
左:左:①春よ恋はるきらりブレンド100%
右:②春よ恋はるきらりブレンド90%,もち大麦粉10%
高さは、
①春よ恋はるきらりブレンド100% が14.5㎝
②春よ恋はるきらりフブレンド90%もち大麦粉10% が10㎝
ボリュームが大きく違うのが分かります。
焼き色は、
①は大小の気泡があり
②春は小さい気泡で目が詰めっている印象
食感・味は、
①はモチモチ食感で甘みがある
②むっちむちの食感でみずみずしく、翌日もパサつきない
「もち大麦粉」を食パンに使用して食べるのもお餅のような感じで楽しめますがボリュームが出ないので、食パンのイメージとは少し違う・・・
と、思った方は是非、ちぎりパンを作ってみてください⇒
ホームベーカリーを使用して上記の配合で春よ恋はるきらりブレンド225gと”もち大麦粉”25gを使用して
食パン生地を作り、一次発酵が終了したら・・・
- 1
生地を7等分(約70g)して
- 2
丸め⇒ベンチタイム25分
- 3
丸めなおして型に入れる
- 4最終発酵
35℃50分
- 5
焼成
190℃20分
- 6
- 7
表面にバターを塗って仕上げ
- 8
できあがり
朝食に家族でちぎって好きな物と一緒に
同じ生地でも型を変えて焼き方を変えると違う印象のパンになります。
子ども達はちぎって食べるのが大好き!! 朝は食欲がなく食パンだと1枚の半分しか食べない子でもペロッと2個食べてしまうことも。
モッチモチの食感とほんのり甘い味で何もつけずに食べても良いし、ハムやチーズ、ジャムなど様々なものと相性が良いです。
そして、食パン生地を活用した惣菜パンもご紹介します。
ちぎりパン同様、ホームベーカリーにて食パン生地の一次発酵が終了したら、
*ソーセージロール(55g生地使用)
*オニオン&ハムロール(55g生地使用)
- 1
- 2
生地をハムの大きさに伸ばして巻き込み
- 3
2つ折りにしてナイフでカットし開く
- 4
最終発行
35℃501分
- 5
スライスした玉ねぎを置いて
- 6
マヨネーズ線描きコショウを振り
- 7
ピザチーズをかけて
- 8
焼成
200℃10分
- 9
真ん中がオニオン&ハムロール
*ドックロール(75g生地使用)
- 1
最終発行
35℃60分
- 2
焼成
200℃8-10分
1斤分の生地でこれだけ作れます。
ドックロールでレタスドックを作り野菜スープと共にランチタイム。
春よ恋はるきらりを使用しているのでモチモチ食感、優しい甘みを楽しめるパンですが”もち大麦粉”を入れたことによりさらにモッチモチ食感をたのしむことができます。
冷蔵庫に入っているものを活用して是非惣菜パンを作ってみてください。
次回も「もち大麦粉」を使用したレシピを紹介します