パン作りは下記のような行程が必要です。
全部で約160分程かかりますが、行程の中で待ち時間も多く、実質の作業時間は50分程しかかかりません。
計量した材料を混ぜます。
水を入れるときにイーストを溶かしながら入れるのがポイントです。少し生地がまとまってきたら、バターを加えて生地を引っ張らないように注意をしながら手のひらに体重を掛けるようにしてこねましょう。表面が滑らかになればこねあがりです。
生地が乾燥してしまうと固くなってしまうので丁寧にやらなくても大丈夫なのでなるべく素早く仕上げるように意識しましょう。
生地の温度によってイーストの働きが左右します。目安として冬場は25℃〜30℃、夏場は15℃〜20℃にしておくようにしましょう。
こねた生地をボウルに入れてラップをして発酵させます。大体2倍程まで膨れ上がります。
フィンガーテストを行い、指跡がそのまま残れば頃合いです。
室温が低いと発酵が遅れるので、25℃を目安に維持するようにしましょう。室温の調節が難しい場合は、定期的にフィンガーテストをして確かめましょう。
※フィンガーテスト
人差し指を生地に差し込んで指を抜き、指跡の変化で発酵の状態を確認します。
一次発酵で溜まったガスを抜きながら、酸素を取り込んでいきます。そうすることでイーストを活性化させ、強いグルテンが作れます。ガス抜きが終わったら、作りたいパンの大きさに合わせて分割します。カードがあると簡単ですが、包丁でも十分代用できます。
生地は非常にデリケートなので完全にガスを抜くことよりも強く引っ張ったり破れないようにすることを心がけましょう。
分割した際の切り口は完全に塞ぐようにしましょう。塞ぎ切れていないとガスが溜まりにくく、膨らみが悪くなります。
分割が終わったら生地を少し休ませます。スポーツ選手が運動後にベンチで休むことから由来しますが、刺激を与えた生地を少し休ませることで、生地の緊張が弱まり伸展性・伸長性が回復します。
ベンチタイムの効率をよくするために、固く絞ったタオルを生地にのせておきます。これにより回復が早まります。
最終的なパンの形に整えます。
残っていたガスはここで完全に抜くようにしましょう。
成形した生地を更に発酵させます。
これにより最終的なパンのボリュームが決まります。型が必要なパンの場合は、型に入れた状態で二次発酵をするようにしましょう。
基本のパンであれば予熱していたオーブンに入れて190℃で15分間焼きます。作るパンによって焼成時間は変わりますのでレシピをよく確認しましょう。
焼成が終わったら完成です。
焼きあがりを期待してオーブンを空けましょう!
焼き立てのパンの香りが自宅で楽しめます。出したばかりはとても熱いので少し冷ましてからカットするのがオススメです。
また、余ったパンはそのままラップをして冷凍できます。食べるときは自然解凍でOK!作りすぎても安心です。